朝4時50分、SLOW livingへ。1時間ほど仕事。5時50分出社。初めてかもしれない。平日の出社一番乗りだ。7時50分ミーティング。8時半朝礼。9時、来客。10時から企画書作り。午後4時、幹部会議。6時半、同友会事務所。中小企業家同友会とかち支部四役会。8時40分帰宅。
コラボレーションによってできること
仕事をする喜びはどのあたりにあるのか? さまざまな項目を挙げられます。その中でもっとも大きいもののひとつに、「できなかったことができるようになる」というものがあります。単純な話、「書けなかった文章が書けるようになった」という類いのもの。どのような職種にも「できる喜び」がある。そして、その喜びは入社1年目の人にも、リタイア直前の人にもあるもではないかと思います。
僕の仕事人生も後半(まだ終盤ではない)となり、20代の頃のような「できる喜び」はめっきり減ってしまいました。それでも、下手なりに動画の編集ができるようになったなど、少しずつできることが加えられていく。ペースダウンしても、着実に増えていくのは気持ちのよいことです。
この10数年のうちにビジネスは複雑化、高度化しています。したがって、自分一人でできることもあるのですが、誰かと一緒、あるいは他社と協業しなければできないことが増えています。昨日のミーティングもそのような話。コラボレーションのやり方によって、自社単独では実現困難なものが形になっていく。スピードという点でも、他社の力を借りるほうが断然よい。我が社にはこれまで自前主義の傾向がありましたが、ここは大きく方向転換しなければなりません。
10年ほど前、地域にとって価値があり、もしかしたら自社の能力を高めることにつながるのではないか……と思って引き受けた仕事がありました。それは確かに有意義な仕事でした。成果物も立派なもの。したがって、それはそれでよかったのですが、自社にノウハウが残らなかった。この一点を残念に思っていました。道外の出版社からの下請的な仕事だったのです。
さまざまな種類の仕事があってよいわけですが、地域貢献型のビジネスについては自社の経験としての残さなければいけない。そのとき、強くそう思ったのです。今回は地元企業と協業しながら進めていくプロジェクト。我が社も出版に関しては20年ほどの経験を積み、技術、ノウハウに関して不安な点はありません。たぶん、これまで出すことのできなかった本を出版できるのではないかと思います。
ふと見渡すと我が社の中には、地域企業や自治体等とコラボレーションしながら従来なかったプロジェクトを実現させている人が何人もいます。頼もしさを感じますし、その延長線上に我が社の成長・発展の可能性があるのではないかと考えています。