おはようございます。
午前8時半、朝礼。ふだんの朝礼と異なるのは、続けて経営発表を行ったこと。約1時間、ZOOM越しに発表する。9時40分、朝礼兼経営発表を終える。各部門の発表は月末か12月初旬になる。10分後、クナウマガジンの面々が我が家にやってきた。今期のプロジェクトについて。11時半頃終了。午後2時、同友会事務所。北海道中小企業家同友会常任理事会。4時、役員研修会。講師は(株)アイワード、代表取締役社長の奥山敏康氏。「労使見解に基づく、わが社の経営実践」というテーマ。同業ということもあり、深く考えさせられる内容だった。6時、とかち支部四役会。6時半、幹事会。
ボトルネックと伸びしろ
オンラインでの経営発表は今年で2度目。昨年との大きな違いは、「大会」ではなかったこと。パワーポイントのスライドの1枚目に「経営発表大会」と書いてみましたが、大会、イベントという感じがしません。みんなも、きっと「時間の長い朝礼」という感覚だったに違いない。自分でも不思議な気持ちで1時間の発表を終えました。
今年はとにかく「中身」と「わかりやすさ」に徹して伝えようと試みました。ただ、いかんせん画面共有してパワポの画面を表示すると、みんなの表情がわからない。そして、画面に映ったとしても、ほぼ全員マスクをしています。見たところ、一部の人を除いて大半が社内から参加していました。これなら3階の朝礼室で開催するという方法もあったかもしれません。たぶん全員ワクチンを打ち終わっています。マスクをしていれば感染リスクはほぼないはず。
僕は昨年春からオンライン、とりわけZOOMの便利さを実感しながら仕事をしていますが、便利か不便かはきっと個人差があるでしょう。画面越しではまったく伝わらないと考える人もいます。また、目の前にいないことから、心理的距離を感じる人もいることと思います。来年はやはり対面で経営発表大会を開催すべきですね。コロナ収束が前提条件ですが。
コロナ禍というイレギュラーな年が2年続いて、いくつかのことがわかってきました。一番ハッキリしたのは我が社のボトルネック。そして、ボトルネックとまではいえないレベルの我が社の弱点。こうした問題の所在が明らかになれば、改善に取り組むことが可能となる。一昨年までは「何となく変だ」と思っていたことが、昨年あたりから「明らかに変」と思うようになり、今年は「変えなきゃ」という気持ちになっている。その気持ちを全社員が共有できれば、目に見えて変わっていくことになるでしょう。
捉え方を変えれば、ボトルネックは自社の伸びしろということになります。ボトルネックがいくつもあって、それでも成り立っている会社は成長する可能性が大きい。我が社はどうか? ちょっとした弱点が至るところにあって、それらが成長・発展を妨げている。妨げている人がいるということではありません。たいていの場合は、考え方とやり方に問題があります。芽が出てきそうなのにフタをしている。そんなところがある。その一方では、固いアスファルトを突き破って伸びようとするアスパラのような活動もある(ちょっと大袈裟ですね)。社内の各所に成長余地がある。発表用の経営計画書をつくりながら、ずっとそのようなことを考えていました。
役員研修会の中で、(株)アイワードの奥山社長は「会社は社会の縮図」という話をしていました。有能な人だけを採用しよういう考えには無理がある。そういう話だったと思います。これは、どんな人にも個性と能力と存在価値があるということなのでしょう。僕自身について考えてみても、ボトルネックや弱点をいくつも持っている。たぶん社内のみんなよりも多いのではないかと思ってしまいます。それでも、個性、能力、存在価値はあるはず。すでに持っている価値をどうすれば好ましい形で引き出すことができるのか。そのための道筋を明らかにしたものが経営指針であり、今期経営計画ということになります。
今期経営発表大会(大会ではありませんが)はまだ続いています。後半の部門発表に向けて、これから各部署とも動きが活発になることでしょう。